ハミ受けって何ですか?
 馬はハミ受けをすると首を下げるらしいのですが、ハミ受けってどうやるのですか?また、馬がどうなったらハミ受けをしてるって分かるのですか?
 ハミを受けた状態で乗ることは、乗馬を習う上で重要なテーマです。あなたがどうしたらハミ受けして乗れるのかを考えるのはとても良い事です。しかし、すぐにできるわけではありませんので練習が必要です。
 例えば、外国人の友達ができたとして、あなたがその国の言葉を理解して話さなければスムーズに会話ができません。その国の言葉を勉強して話せるようになれば、より親しく良い関係が作れます。ハミ受けは馬と会話する重要な手段です。
 馬のガク(首ではありません)が下がった状態は、馬の口と乗り手の拳が緊密にコンタクトを取れた理想の形ですが、すぐにそうしたことができるわけではありません。
 まず、拳を安定させ、手綱が緩んだり引っ張ったりという状態にならないように気をつけてください。具体的には、肩から肘までの上腕は自分の体の側面に軽くつけ、動かさないようにします。扶助として使うのは手首から先(拳)だけです。その状態で発進、停止、回転、移行などの運動を脚扶助を使いながら行ってみてください。手綱は常に左右均等に張れていなければなりません。 上手く行えたら、手綱をじょじょに10cm短く持ってみてください。馬の頭けいは屈とうし、ガクが下がるはずです。
 馬との会話がスムーズに行え、乗り手の意思が正確に伝わるようになれば、ハミ受けが出来たと思ってよいのです(頭けいの屈とうはそのことが出来た結果と考えてください。)
 もちろんバランスやリズムを正しく取ること、脚扶助と一致させて行う事などが必要となりますので、練習で疑問な点があったら、また相談してください。

(ジョーバ博士)


戻る